マーケットを考える

「マーケットを考える」という作業を行う一つの理由として、何らかの解析により、無鉄砲、不必要な作業時間をなるべく少なくする事が挙げられると思います。

近未来のマーケットとして、IoT,AIやVRの市場が大きな事は分かってます。しかし、どんな規格でそれらが既存システムと融合していくか、今は不明です。個人が趣味で開発してみるとか、どんなモノか、サンプルとしてシステムを作ってみる事は有りなのでしょう。

しかし、マーケットデータが揃ってない今は、分らない事に対して調査時間や試行錯誤時間を費やす可能性が高いと思いますので、二番煎じで良いと思います。

マーケティングの材料として、ハロワの求人情報を無料で得る事ができます。他にも調査機関が公開してたりします。現在のニーズを知る為に、視覚的にしてみました。以下の出典は私的感覚も含みます。

Contents

現状分析

開発言語

ハロワ案件からの推測。アメリカ新興企業市場では全く異なります。

使用DB

Webサーバシェア

全OS

軽量で、無償使用ができるLinux系ですが、ムーアの法則(近年までは法則通りだった)を鑑みると、必ずしもサーバOSがLinuxである必要は無い思ったりします。
10年前のコンピュータに比べ100倍の速度差があるので(p=2のn/1.5乗でトランジスタの数が増えるというもの)、置き換えて考えると10年前のLinux程度のスペックは現在のWinマシンでも出せるのではないかと。
当然、Linux上でもムーアの法則がなりたつので、それなりに早く動作する事になるのでしょうが。

ディスクトップOS

ディスクトップOSでは圧倒的にWin10のシェアが高いのですが、若者?の10人に8人は何か検索するのに、PCを使わずスマホで済ませているそうです。

何を取捨

現状でのニーズは、今日の求人情報としてみる事ができますが、それが永遠に続く事も無いし、日本のみ有効とう事もあり得るので、精査して取捨したいものです。
例えば、PostgreSQLは、ほぼ日本でしか盛り上がりませんでした。アメリカ新興市場なども頭の片隅に置いておく事も必要です。

上記を鑑みると、java+MySQLを軸とした所が飛車・角という所でしょうか。
それでも、Webアプリ、androidアプリ、winアプリと選択幅が広がりますし、詳細にはもっと幅が広い事でしょう。

何が起こるか分からない

例えば、DBのシェアでも触れましたが、MySQLとPostgreSQLのシェアを見ると、日本と世界では異なります。我々は日本で働いているので、PostgreSQLを選択した方が良いのかも知れません。しかし、bitnamiオールインワンパッケージ、LAMPという言葉をとってもMySQLを選択した方が、労力が少なくて済みます。

「日本で働いているから」に引きずられては、ガラケーの様にガラパゴスの袋の中に入ってしまう可能性もあります。日本しか見えてない携帯産業は(日本市場を意識し過ぎたので)Androidスマホの到来により、新興企業に後れをとる所か、製造、販売さえあるか、無いか分らない所まで、追いやられました。

なので、たまにテクニカルな事ばかりを考えるのでは無く、日本と世界とのマーケッティングを考えてみる事が大切だと思います。近未来を見据えたシェアを考える必要あり。かつて一斉を風靡したNEC PC8001シリーズは存在しません。今のシェアも一過性の可能性があります。IoTなど普及を鑑みると、新軽量OSが席巻するのかも知れません。
という観点を持ちつつ、マーケットに耐えるチーム作り大切なんだと思います。

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